先日のことである。
窓の外でなにやらゴソゴソ気配がする。
ふと振り向くと、そこには人がぶら下がっていた!
ここは8階だぞ!
とびっくりしたが、おじさんが外観をペンキで塗りなおす作業中だった。
そういえば、そんなことをすると、張り紙もあったっけ。
今北京ではオリンピックにむけて建物の外観をきれいにしよう運動をしているらしい。
ある日本人研究者の方は大学外のアパートに住んでいるが、そこも外観美化作戦を始めたため、えらい迷惑をこうむったそうだ。
なんでも、帰宅すると、ドアの隙間から入り込んだ粉塵で部屋の中が真っ白になっていて、掃除に追われる羽目になったとか。
そんな、今さら建物の外観を塗りなさなくていいからさ、各国選手のためにもこの排ガスをなんとかするとか、他にやることはいくらでもあるんじゃない?
せめて北京のトイレを完全にドアありにしてほしい。故宮の近くの外国人観光客がたくさんいる通りでも、公衆トイレのドアがいまだにないのはどうかと思うよ。
ところで、最近はだいぶ寒くなったのだが、校内の芝生はまだ青々としている。この芝生も「緑化」の賜物なのだろうか?
※中国の「緑化」とは、普通の緑化のほかに、緑の塗料を芝生に吹き付けたり、ペンキで岩山を緑塗って文字通り緑にすることも「緑化」なのだ。